女性のためのバリューブログ

保育士を退職させる必要性について

2015.11.25
採用市場が加熱してる関東の保育業界ですが、需要過剰と平行して無理な採用が増えていしまっています。
採用の入口だけゆるくしてしまって、出口が狭い状況がもたらす問題を解決するために考えるべき事は、園の調和を守るために退職させるべき保育士を退職させることなんだと思います。

退職させるべき保育士

保育士は今、転職市場では圧倒的に売りて市場です。
東京都では、1人の求職者に対して15件の求人がある、という倍率です。
どの園も(もちろん全てではないですが)保育士不足に悩んでいるのは言うまでもありません。

そういった状況で、保育士の採用ハードルが非常に低くなっていっています。

面接はだいたい一度だけ、キャリアやスキルはあまり見られません。
基本は人柄や会話に問題が無ければ採用になる可能性が高いです。

それは人材に困っている園であればあるほど顕著ですし、
ほとんど資格さえ持っていれば採用、というようなところも少なくはないです。

そうなると、本来園の雰囲気や方針、年齢層とは合わないような人でもどんどん採用されます。
ろくに見極めもしないで、とりあえず入社してみてから、、、というようなゆるい判断で、とても人事と言えないような採用が実際行われています。

特に本部採用が行われているような組織ではこういったことが起こりやすいです。


保育園はほとんどが女性主体の職場ですので、
横の人間関係や縦の主従関係など、一般の会社よりも恐らく難しいはずです。
そういった環境に対して、その園の中で調和が取れないような人は採用するべきでは無いですし、本来は採用段階で見極めて不採用にするべきです。

ただし、資格保有者が不足している状況で、中々不採用に出来ない現状も避けられません。

ですが、調和を乱す人員を無理に守ると、必ず周りの負担が増えます。
結果として1人を守ることで、周りの3人が退職してしまう、というような事さえ十分に起こりえてしまいます。

判断するタイミングなどはそれはそれでまた難しい問題ですが、
園の調和を乱す人員だと判断した場合には、勿論一方的にではなく話合いの中でですが、
勇気を持ってその園を退職させるべきです。

退職させれない事情

恐らくはどの会社の人事の人も、調和を乱すような社員を退職させるべき、採用を見送るべき、という問題を分かっていながら出来ない状態にジレンマを抱えているんだと思います。
勇気を出して、調和を乱す社員を退職させたとしても、その結果保育士の配置基準を満たせず、認可取り消しなどなった場合には話になりません。

どの組織の人事も、その問題には中々立ち向かう権限がありません。

元々退職させるという行為自体だけでも、とてもシリアスでリスクのある問題で、その後上手くいったとしても次の問題があるのであれば尚更難しいですね。

推測ですが、上記のような状況の中で、辞めさせるべき保育士(もしくは管理職)だったとしても、退職させれないのではないでしょうか。

退職させない事で起きる問題

そもそも、保育士という仕事は社会的なポジションを低く見られがちですが、小さなお子様の命を守る非常に重要な役割を担う職業です。
人員が不足しているから、と退職させるべき社員を残しても、先で申し上げた通り周りのスタッフへの負担が大きくなることもありますが、
子どもの安全も脅かされる事になります。

もちろん、悪意を持つ者はどこの組織でも即時退職となると思いますが、
悪意は無いけれども周りとの連携、調和が取れない、保育のスキルが著しく低い、など絶対に退職させるべきと判断しにくい者もやはり退職させるべきです。

1人の存在が及ぼす周りへの負の連鎖が、最終的に園全体の保育へのモチベーションや保育の質へと影響します。

保護者からの不安も募り、子どもも敏感に感じ取るのではないでしょうか。

退職させる必要性

上記から分かるように、保育士が不足している保育園では、保育士不足を埋めるためにかなりゆるい採用を行い、
結果として現場の調和が取れないような場合でも、その社員を退職させれない状況にあります。

もちろん保育の質を保つための人数を確保するためでもありますが、
有資格者の確保は自治体との戦いでもありますので、どうしても退職させにくいのは解ります。

それでも園の調和を乱す社員は退職させるべきです。

業界全体にとって、今後も保育園を増やしていかなければならない状況で、
優秀な保育士さんが現場を去ってしまうのは絶対さけなければなりません。

そのために勇気を持って退職させるべき保育士を退職させる必要があります。

調和を保つのが園の責任者の仕事で、
マネジメントで解決出来ないような問題は、排除するべきです。

結果として離職率の減少にも繋がるはずですし、
退職させた事で出来た穴は、例え通常の何倍のコストがかかったとしても何とか埋めればいいと思います。

そういうサイクルが結果として採用コストの削減につながっていくはずです。